資料(1) 識者の宮本論


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 (最新見直し2006.5.26日)

【亀山幸三の宮本論】
 「宮本の場合、政治方針にしても、組織方針にしても、一切総てが借り物なんです。これといって独創的なものはありません。それは学校の頃からそうだと思いますね。私は、松山高校で、彼の3年後輩に当たるんですが、その頃だって、彼よりも共産主義の運動で、もっと選れていたという人物はいたんですからね。彼の取り柄は、なかなかシッポを出さない粘り強さです。だから政治家だと云う評判になるのです。下手に動かないから、偉い人物のように見える点はありますね。しかし、借り物では結局は駄目です。理論だって、政策だって、全部借り物で、徳田球一もそうだったけど、徳田には政治的な直感はありました。宮本の場合は政治的直感は借り物です。あの人の本質は、待機主義です」(日本出版センター編「日本共産党史−私の証言」)。
 「日本共産党においてもっともスターリンの性格に酷似しているのは、徳田球一ではなくて、宮本顕治であるということも非常に興味深いところである。徳田球一も同じような独善的性格、対立者への異常な憎悪を多分に持っていたが、彼はスターリンのように陰性ではなかった。極めてあけっぴろげで陽性であり、本当に自己批判しなければどうにもこうにも突破できないときにはあっさりそれを表明した。‐‐‐宮本は陰性な性格ばかりでなく多少の理論的扮装をこらし、また形式犯を犯さない点でもスターリンによく似ているし、反対派を叩く時には冷酷無残な方法を辞さない点でもスターリンに酷似している。自分に不利とみれば既に歴史的事実となった徳田や自分の自己批判さえも隠蔽し切る。そういう点では、スターリンがレーニンの遺言を隠蔽しきったのと瓜二つである。偽りの党史をつくる点でも、またその中で平然と自己美化する点でも同じである」(「代々木は歴史を偽造する」)。

【中野重治の宮本論】
 「宮本の思考方法の特徴は、個々の事物や事件を切り離し、自己運動の発展として、また全体との関連においてみるのではなく、個別的.孤立的にみ、しかも形式論理と詭弁ですり抜けるところにある」

【古在由重の宮本論】
 哲学者・古在由重氏は晩年、宮顕に対し、「この天皇制共産主義者め!」と罵倒しながら、「この党が崩れ行くのが自分の眼にはみえる」と云いつづけ、宮本宛の手紙を何通も宮本宅や党本部に叩きつけて死んでいった。




(私論.私見)