補足(15) 宮顕式北方領土返還論の極右性

 初稿原文が手違いか消えてしまった。オゥノーという気分です。まさかどなたかコピーしてくれてはいないですよね。そういう方がおられたとしてメール頼みます。なかなか貴重な指摘していたと思うんだけど、あぁ残念。

 2003.11.24日 れんだいこ拝


 宮顕系日共のとんでも見解が露骨に主張されている典型論に北方領土返せ論がある。「過ぎたる自主独立路線による民族主義的偏向」というより、ご都合主義極まれりの暴論であり、さしもの右翼も口あんぐりの態であるのがむしろ滑稽というものか。


日本共産党2002年3月15日(金)「しんぶん赤旗」

領土返還不要論 鈴木氏に対ロ外交おまかせ 小渕、森、小泉政権で首相特使

 底なしの利権疑惑で焦点となっている自民党の鈴木宗男衆院議員が、領土返還より自らの利権を優先する発言をおこない、重大問題になっています。政府・自民党の要職としてだけではなく、首相特使としても領土交渉に深いかかわりをもってきた鈴木氏。同氏がロシアとどのような接点をもち、そこでどのような発言をしていたのか――そのことを洗いざらい明らかにすることなしには、「領土交渉を前にすすめることはできないという深刻な問題」(日本共産党・志位和夫委員長)となっています。

政府方針をふみにじる

 「そもそも、北方領土問題というのは、国の面子(めんつ)から領土返還を主張しているに過ぎず、実際には島が返還されても国として何の利益にもならない。…我が国は領土返還要求を打ち切って、四島との経済交流を進めて行くべきと考える」

 鈴木氏がこうした発言をおこなったのは九五年六月のこと。当時、衆院沖縄・北方特別委員長です。「北方四島」へのプレハブ診療所建設をめぐって消極的な態度をとる外務省側にたいし、「相当に激しい口調」で診療所建設を迫るなか、「領土返還不要」論を展開したのです。

 北千島を含む全千島列島は日本の歴史的な領土です。それがソ連のスターリンによって不法に占拠された歴史があります。しかし日本政府は、南千島(択捉、国後)と北海道の一部である歯舞、色丹を「北方四島」とし、「一括返還」を方針としてきました。

 鈴木発言はその政府方針さえふみにじるもので、小泉首相も日本共産党の小池晃議員の質問に「事実なら重大発言で看過できない」(十二日、参院予算委)とのべざるをえませんでした。

外相怒鳴り釈明させる

 鈴木氏の発言が深刻なのは、同氏が首相特使などとして日本政府を代表し領土交渉に深くかかわってきたからです。

 とりわけ小渕、森内閣時代の二〇〇〇年四月、八月、十二月の三度にわたる首相特使は対ロ外交に大きな影響を与えました。この時期は、日本政府が密室外交でロシアに譲歩を繰り返したあげく、エリツィン大統領の辞任で領土交渉も暗礁にのりあげていた時期でした。

 このとき鈴木氏は、プーチン・ロシア大統領が同年九月の訪日の際、歯舞諸島と色丹島の返還にふれた「日ソ共同宣言」(一九五六年)の「有効性」に言及したことをとらえ、「非常に意味のある会談だった。非常に理路整然とした話だ」と強調。歯舞、色丹の「二島先行返還論」を熱心にふりまくようになりました。

 そして十二月には森首相の親書をたずさえてロシアを訪問し、翌年三月の首脳会談で「日ソ共同宣言」の「有効性」を確認したイルクーツク宣言のレールを敷いたのでした。

 日本政府の主張だった「四島返還」論さえ投げ出す同氏の主張には、自民党内からも「二元外交」との批判が噴出しました。

 しかし、鈴木氏は、そうした批判をはねつけました。橋本龍太郎・北方対策担当相が「政府が四島一括返還の変更を(ロシアに)伝えたことはない」と答弁(二〇〇一年二月十九日衆院予算委)すると、自民党外交関係合同部会(同二十二日)で「『一括返還』は冷戦時代の言葉だ」と反論。

 十二月の特使派遣を「個人の資格」と指摘した河野洋平外相にたいしても、「外相には伝えてあったはずだ」と怒鳴りあげ、同合同部会(同年一月二十三日)で河野外相に「鈴木議員の発言や行動は総理とも連絡をとっている」と釈明させたのでした。

鈴木氏離党で免罪されない

 鈴木氏の重用は、現在の小泉政権にも引き継がれます。

 米国での同時多発テロ事件後、鈴木氏がタジキスタン、ウズベキスタンへの特使を申し出ると、小泉首相は首相特使に任命。さらに今年一月には森喜朗前首相のロシア訪問に随行し、領土問題について歯舞、色丹両島と国後、択捉両島を区別して「並行協議」するという政府交渉の道筋をつけました。

 鈴木氏の「領土返還不要」発言を知りながら、いままで隠し続け、鈴木氏のいいなりになってきた外務省。そんな鈴木氏に対ロ外交をゆだねてきた自民党政権――その責任は鈴木氏を切って免罪されるものではありません。

 実際、十三日に開かれた日ロ次官級協議では、鈴木氏の推進した「並行協議」が事実上ロシア側に拒否され、国際的な大義も道理ももたない領土交渉のゆきづまりはいっそう鮮明になっています。

 小泉首相は、「政府の方針としては、四島の帰属問題を解決して平和条約を締結するという方針は変わっていない」とのべました。そうであるなら、「領土返還不要論」をのべた鈴木氏が首相特使として、どういうメッセージをロシア側に伝えたのか、全容を調査し明らかにする責任があります。

 領土問題 千島列島は、一八七五年の樺太(からふと)・千島交換条約によって、日本の領土とされました。これが平和時の最終的国境線でした。ところが、第二次大戦後、ソ連のスターリンが不法に占拠し、「領土」に編入しました。日本共産党は、スターリンの歴史的暴挙を糾弾し、全千島列島の返還を要求してきました。これにたいし、日本政府は一九五一年のサンフランシスコ条約で千島列島の権利を放棄したことから、北海道の一部である歯舞(はぼまい)諸島と色丹(しこたん)島、および国後(くなしり)島、択捉(えとろふ)島の南千島は千島列島に含まれないという国際的に通用しない理屈で、「四島返還」論を主張してきました。


鈴木議員とロシア外交の関係

1990. 12 外務政務次官(〜91.11)
1994. 衆院沖縄北方特別委員長(〜95.8)
1995. 委員長をいったん降りてプレハブ診療所建設要望質問
外務省欧亜局参事官に「領土返還不要」発言
1997. 6〜7 小渕視察団の一員としてロシア・中央アジア訪問
橋本首相、対ロ外交方針の「三原則」発表
橋本内閣で北海道・沖縄開発庁長官に
11 橋本・エリツィン会談(クラスノヤルスク会談)。2000年までの平和条約締結で合意
1998. 橋本・エリツィン会談(川奈会談)。橋本首相、「国境画定」案を提示
鈴木氏が閣僚としてはじめて「北方四島」訪問
11 小渕首相が首相として25年ぶりの公式訪ロ。鈴木氏同行
1999. 10 自民党総務局長(〜2001.4)
2000. 小渕首相の特使として訪ロ(訪問中、首相入院)
森首相が訪ロ。プーチン大統領と会談
森首相の特使として訪ロ
プーチン大統領来日、鈴木氏と異例の会談
12 森首相の特使として訪ロ
2001. 森・プーチン会談(イルクーツク)。鈴木氏同行
10 小泉首相特使としてタジキスタン、ウズベキスタン訪問
2002. 森前首相の訪ロに同行




(私論.私見)



「北方領土返還要求大会」で志位委員長があいさつ(赤旗)【領土拡張に突き進む日本共産党スターリン主義】
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/646.html
投稿者 happyblue 日時 2005 年 2 月 11 日 11:42:02: BaRfZQX6fAfSk

@領土返還へ大義ある交渉大切スターリンの拡張主義を正す
「北方領土返還要求大会」で志位委員長があいさつ
2005年2月8日(火)「しんぶん赤旗」

 政府が「北方領土の日」と定めている七日、東京・九段会館で「北方領土返還要求全国大会」が開かれました。今回で二十五回目の開催。元島民をはじめ、千五百人が参加しました。

 大会としては初めて、各政党の代表があいさつ。日本共産党は志位和夫委員長がたち、「スターリンの領土拡張主義を正すという正義の旗印を正面から掲げて交渉にのぞむことが何よりも大切」とのべ、千島列島全体の返還を求める日本共産党の立場を表明、参加者から「その通り」と声がかかり、注目を集めました。

 小泉首相は「政府としては、四島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結するという方針の下、粘り強く交渉を進めてまいります」とメッセージを寄せました。各党代表は「返還される日までがんばる」(民主・鳩山由紀夫衆院議員)「四島一括返還を主張していく」(公明党・風間昶参院議員)「四島返還への節目の一歩に」(社民・福島瑞穂党首)とのべました。

 会場からは四人の元島民が「生きているうちに帰りたい」「現地に現存する日本の建築物の保存に力を貸してほしい」など、切々と訴えました。

 主催は同大会実行委員会(日本青年団協議会、連合、全国地域婦人団体連絡協議会、地方六団体、内閣府などで構成)。

 スターリンと領土拡張主義 第二次世界大戦とその前後のソビエト連邦(ソ連)の最高指導者のスターリンは、レーニン死後、ソ連の実権を握り、ソ連を専制政治と大量弾圧、覇権主義の体制に変質させました。一九三九年にはドイツのヒトラー政権と不可侵条約を結び、ポーランドを分割支配、バルト三国を併合。四五年のヤルタ会談でも日本の千島列島引き渡しを求めるなど、領土や勢力圏の拡大を追求し続けました。五三年に死亡しました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-08/01_01.html

日本共産党も日本のスターリン主義者として日本帝国主義の領土拡張運動に参加していますね。中ソ対立、中越戦争などスターリン主義者の領土拡張主義は社会主義や共産主義とは無縁であり、見苦しいだけですね。
日本の領土拡張主義の先頭に立つ日本共産党スターリン主義が核武装宣言をした北朝鮮スターリン主義を非難する構図は、労働者の国際主義とはまったく無縁のものであることだけは明らかだと思います。