ストーンハンター物語2

第七話ー宝石の話
宝石も種類が多い。有名なところではダイヤモンド、エメラルド、サファイア
ルビー、オパール、アメジスト、琥珀、ラピスラズリなどがある。その他石ではないがパール
ダイヤは地中の深いところで、炭素が高温、高圧で圧縮されて出来る。
最近は人造ダイヤなども出来ているが粒が小さい

世界最大のダイヤはイギリス王室が持っている、たしか650カラットだったかな。
最初見つけた人はガラス玉だと思ったらしいが、鑑定するとなんとダイヤ
王冠の正面に取り付けてあるらしい。650カラットくらいだと触っても感触がいいと思うが
1カラットだとか2カラットくらいだとルーペで見て楽しむくらいか?
ダイヤはカットによって輝きが違うがいいカットのダイヤはまさに宝石の王様の輝き
淡いブルーのブルーダイヤ、淡いピンクのピンクダイヤなどが最高級らしい
深紅のルビーも活力が感じられていい、緑のエメラルドもいいなあ
オパールの神秘な輝き、硬度はあまりないようだ。アメジスト紫水晶の神秘な輝き
琥珀は大昔の松ヤニなどが化石化したもの、虫入りが最高。

弘法大師がお守りにしていたと言われているのがラピスラズリ、金入りが最高級
日本で昔、玉といって一番珍重されたのが、ヒスイ。日本海側の糸魚川周辺で採れるらしい
海岸に転がったりしてるので、台風後が狙い目だそうだ。緑が多いほうがいい。
めのうなどは比較的多い。最近は輸入物も多いのかな。変わったところでは
桂化木などの化石系、木が化石化した石で面白いものが多い。河原でもたまにある。
備中町ではウミユリの化石を商品化してネクタイピンなどにしている。
成羽町は化石が多いので有名。ヒマラヤで採れる真っ赤なサンゴの化石
現地人などがお守りにネックレスにしているが、これが本当に真っ赤。不思議な石だ。
インド洋のサンゴがヒマラヤの山奥で採れる、昔大きな大陸移動があったせいらしい
それにしても、宝石は人間を魅了する。
第七話ー終わり


第八話ー磐くらの話
山中の巨石などで、古代人が祭祀した石を磐くらという
岡山県にはこの磐くらが非常に多い。有名なところでは玉野市の玉神社の巨石
備中日差山の巨石、吉備の中山の山頂の磐くら、総社市鬼の城の鬼の住処、これは
奈良県明日香村の石舞台古墳に似ている。倉敷市庄の王墓山古墳、ここの一番北に楯つき神社があるが
ここには巨大な石の椅子、屏風のように平べったいメンヒル、物置用のような平たい石などがある。
地元の郷土史家の話では、邪馬台国の女王卑弥呼の墓ではないか?という説もある。

岡山大学の考古学教室の調査で出てきた石棺の中は朱で塗られ、中から歯が出てきたという
調査の結果、女性の歯のようだという。楯つき神社の御神体は長さ80センチ、高さ30センチほどの
白っぽい石で狐帯紋という波型の線刻が彫られている。なんとも不思議な石だ。
その郷土史家の話では、3世紀最大の古墳がこの王墓山古墳だという、そして3世紀最大の権力者が卑弥呼
邪馬台国の女王卑弥呼の墓であったとしても不思議ではないという。巨大な石の椅子に腰掛けていると
なにやら卑弥呼が出てきそうな気がしてくるから不思議だ。屏風岩の前に立っていたのかな?
熊山町の山の中にも、石でこしらえた戒壇のような不思議な石がある。昔は山賊が出たというような
山の中だが、かなり大きな戒壇だ。諸説あるが一説にはスサノオの墓ではないか?という説もある

吉井町石上のフツミタマ神社の山頂部にも磐くらがある。参拝の時小石を持参してお参りするという風習があり
山頂部には小石が多い。奈良県天理市の石上神宮(イソノカミ神宮、奈良朝以前では唯一の神宮)と深い関わりがあるという
石上神宮は皇居の建物を移築したという高雅な建物で、なんとなく気が休まる不思議な空間だ
境内ではニワトリを飼っている。裏山を御神体にしていたという古風な神社だ。裏山にはチャート火打石があるようだ
奈良県桜井市の大神神社の山頂部にも磐くらがあるというので、登ってみたが磐自体は小さかった
吉備の国と大和の国は古代の歴史的つながりが深いようだ。

圧巻なのは成羽町の奥だったか、石灰岩の山の中に巨大な磐が立っているところがある。
高さもかなりあり、まさに天に向かって立っているというような巨大な立石メンヒルだ
古代人の石との深い関わり、豊かな感性が磐くら巡りから聴こえてくる。
興味が尽きないものがある。
第八話ー終わり


第九話ー岩笛を吹いてみよう!
岩笛とうのは、小石に穴が空いている笛、この穴の部分に力いっぱい空気を吸い込んで
ピューと吹く。そうするとあら不思議、笛の音になる。といってもかなり練習しないと
いい音は出ない。肺活量もかなりいるかな?土笛は宗次郎なんかがやっているが、どちらかというと
柔らかい音。弥生時代の土笛から来てるのかな?それに比べると岩笛は縄文時代的な原始音か。
かなり高い音も出る。ある琴の演奏会で日本一の岩笛の奏者の音を聞いたことがある。
かなり大きないい音を出していた。他の琴や尺八の音を圧倒するような迫力があった。
演奏会の後も、岩笛の音だけが妙に印象に残っていた。

岩笛は難しいことはない、河原に行って穴の空いた小石を拾ってきままに吹くだけ。
ストレス解消にいいかも?縄文時代の人間も連絡用に岩笛を吹いていたようだ
吹き方によって、かなり遠くまで聞こえる。古い神社では祭儀式に岩笛を使っているところが今でもある。
練習用に君が代を吹いてみたら、奇妙に岩笛と合う。君が代は明治に作られたらしいが
旋律は古代からの伝承が原型だという。元々は岩笛で吹いていた旋律なのかなとも、思う
気楽に岩笛を吹いてみよう!岩笛を吹けるとあなたも今日から立派な古代人!
縄文の息吹を岩笛から感じてみよう!
第九話ー終わり


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